2005年09月30日
[一言] (続)孤独のジェントルマン
浩一さんは、バイトの女の子(17歳と言っていた)が気に入って、「近頃若い女性に父親のような気持ちを覚えるんだ」と言いながら、頻りに話掛けていた。
「浩一さんには子供がいないじゃないですか。なぜそんな事が言えるんですか? 単なる性欲の衰えを父親の気持ちと勘違いしていませんか?」 相変わらず、俺の発言には説得力がある。
その焼き鳥屋は、以前俺が助けた老女の家の隣にある。俺はバイトの女の子に質問した。
「隣のおばあちゃんどうした? 朝、良くこの店の前の石に座っていたおばあちゃん。最近見ないんだよね」
彼女の話によると、老女は極度のボケで、老人ホームに入ったとのこと。助けてやった俺のことを覚えていないのも当然だ。
俺は孤独なジェントルマンではなかった。単に、ボケ老人を助けた親切な人に過ぎない。
投稿者 かつ : 21:39 | コメント (2) | トラックバック (0)
2005年09月07日
[一言] 二択の罠
焼き鳥屋のカウンターで、一人で飲んだ。
俺の両側の人が、それぞれ雑炊とお茶漬けを食べていた。俺は迷った末に、雑炊を頼んだ。
深夜、胸焼けで目が覚めた。すこし吐いた。
今思えば、雑炊もお茶漬けも別に食いたく無かった。俺は二択の罠に嵌ったのだ。
投稿者 かつ : 11:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
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